ドイツ滞在記

■ 4月4日 木曜日 「ありがとうMensa」

登場人物解説 今日も朝早く起きてミュンヘンを出発。なんと8時前のICEに乗って、ニュルンベルク(Nürnberg)へ移動した。ちょうど2か月前にドイツに来るとき、隣に座ってたおっちゃんがニュルンベルクの人だったなあということを思い出しながら、9時半に到着。駅からアップダウンのある道を進んでいき、Markt(朝市)がまだやっているのをみて、山の上にあるKaiserburg(カイザーブルク)と呼ばれる城に登った。城の中は博物館になっていて、いかにも中世の騎士という感じの展示品がたくさんあって興味深かった。また、そばの塔には長い階段を使って上ることができ、上は展望台になっている。上ってみたが、街全体が見渡せてとてもいい景色だった。さらに、その横にはとても深い井戸と言うのがあって、ちょうど見物できる時間だったのでのぞいて見ると、案内係のおばちゃんが水を実際に落としてみて深さを示していた。かなり深かった。街の中心へ戻り、銀行でトラベラーズチェックを両替したら窓口の人がユーロ立てと米ドル建てを間違えていて、多いままもらっておいてもよかったのだが正直に間違ってますよ、と言った。その分めちゃめちゃ時間がかかった。道端にこの地方の名物のBrezel(ブレーツェル。8の字を組み合わせたようなパン)がたくさん売られていて、そのうちの1つの店で何種類か買って食べた。中にチーズやハムが挟んであるものもあって、とてもおいしかった。おすすめ。ニュルンベルクはドイツで最初に鉄道が走った街だそうで、交通博物館にも行ってみたが、内装工事中でしかもよく見えないので説明文を読むのに時間がかかって面倒くさいのですぐ出てきた。その後しばらく町を散歩した。とてもきれいな街並だなあと思いながら歩いていたが、これは第2次大戦中に一度徹底的に破壊され、その後市民の力によって大戦前の状況の戻したそうだ。なるほどー。駅でソーセージを挟んだパンを買って、ゲッティンゲンに戻った。あとで気がついたがニュルンベルクのソーセージは有名らしい。食べ損ねた。くそー。あんな駅の安物ソーセージ食べなければよかった。いや、まああの時は腹減ってたので関係ないか。
夕方6時ごろ、ゲッティンゲンに戻ってきた。久しぶりに帰ってくるとほっとする。もしメガネが直っていたらお金をAくんに払わなければならないので、念のためシティバンクでお金を下ろした。その後インターネットカフェに行ったらなんとYさんと出会った。学校のパソコンが使えないらしく、ここで時間をつぶしているようだった。せっかく会ったので、一緒にMensaへ。ゲッティンゲンのMensaもこれで本当にお別れ。2か月間お世話になりました。その気持ちもこめて今日は今まで一番たくさん食べたと思われるKrakauerソーセージ。
その後木曜日なので教会に行ってお別れを告げた。驚いたのは、昨日リンダウで出したAくん宛の手紙がもう届いていたこと。残念ながらメガネは直らなかったけど、彼にも本当にお世話になった。感謝してます。2月の終わりに「1か月ベルリンに行ってきます」と言っていなくなった韓国人の女の子とも再会。みなさんお元気で。そしてありがとう。なんとか泣くのはこらえてJさんの車に乗って居候先の彼の家に帰った。明日は朝7:51の列車で出発です。

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最終更新日 2006年12月13日

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