ドイツ滞在記

■ 4月1日 月曜日(祝) 「ライン川に沿って」

6時半までに起きようと思ってたけど起きたら6時40分だった。朝飯が6時半から食べられるので急いで食った。朝飯はパン、ハム、シリアル、コーヒー、紅茶などのよくあるドイツの朝食だった。小さいパンしかなかったので少し物足りない気がした。急いで準備をしてバス停に行ったら3分ほど前に出たばかりで、次のバスに乗ると乗りたい列車に絶対間に合わないので駅まで歩くことにした。バスに乗った感じではそんなに遠くないと思ったけど歩くとかなり遠く、駅に近づくにつれ走った。何とか列車には間に合った。今日から残りの日はずっとジャーマンレイルパスを使うのでフランクフルトまではインターレギオで行った。駅まで走ったせいかおなかが痛くなり、もったいないことに50セント払って駅のトイレを使った。次のICEが予定よりも5分くらい早く入ってきたので車両の前のほうに行って座った。発車すると車掌がReiseplanを配りながらまわってきて、終わったかと思ったら今度は予約区間の紙を入れにまわってきて、さらに検札にきた。ジャーマンレイルパスを見せたら英語で話し掛けてきたのでここでもドイツ語で返した。車内ではライン川を見るために進行方向右側に座った。マインツ(Mainz)からコブレンツ(Koblenz)の間は川が谷を流れていてとてもいい景色だった。ケルンで降りるつもりだったが、時間的に余裕があるので手前のボン(Bonn)で降りてみた。列車を降りると突然金をくれという人に出会ったので驚いた。駅を出て旧市街の方へ歩いていった。こぢんまりとした町でまた街並もきれいで結構気に入った。せっかく来たのでここで昼飯を食おうと思ったけど、まだ時間が早く開いている店も少ないので、とりあえずケルンに行くことにした。駅にいると赤い電車が颯爽と入ってきた。なかなか速い列車で、あっという間にケルンに着いた。駅前に大聖堂がどかーんと建っていて、駅に着いてもすぐそばからではその姿がよく見えなかった。その前ではどこかわからない国の楽器が演奏されていたが、少し聞いた後、街を歩くことにした。歩きながら、ケルンは大きすぎてどんな街か理解するには時間がかかるだろう、それよりもさっき行ったボンの方が小さくていいなぁと思った。メガネの影響もあるけど。とりあえず昼飯をファーストフードで済ませて別の都市に行こうと決め、日本人が多く暮らしているといわれるデュッセルドルフ(Düsseldorf)に移動した。中央駅の周辺には何もないが、街の中心部の方まで歩いていくととても賑やかで、また天気がよかったのでみんなアイスを食べていた。さらに歩くと幅の広いライン川が現れた。祝日なのでたくさんの人が川沿いでコーヒーやビールを飲んで休日を過ごしていた。やはり観光と天気は大きく関係していると思う。それにしてもあまり日本人が多いという印象は受けなかった。街の中心部に住んでいる人は少ないだろうが。のんびりした時間を過ごした後、ゆっくりとフランクフルト方面へ戻った。途中もう一度ボンに寄り、大学の敷地内にある芝生広場でみんなが遊んでいるのをみて、列車を乗り継ぎつつ昨日と同じ宿泊先のあるダルムシュタットに戻った。昨日は8つもベッドがある部屋に1人だったが、今日はハンガリーから来たという学生がいた。彼はここダルムシュタットの大学で勉強するために来て、今は住むところがないのでとりあえずユースホステルに滞在しているらしい。それにしてもこのユースホステルはすいていて穴場だ。

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最終更新日 2006年12月13日

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