ドイツ滞在記

■ 2月5日 火曜日 「ルームメイトはどこの人?」

登場人物解説 朝早い列車で学校のあるゲッティンゲン(Göttingen)へ行こうとしたけれどなかなか明るくならないせいか少し寝坊したのでゆっくり行くことにした。朝食のパンはどのようにして食べるべきなのかわからなかったので少し周りの人を観察すると、パンを上下に切って間にチーズやハムを挟んだりジャムを塗ったりして食べていたのでまねして食べた。まだ薄暗い中8時ごろチェックアウトして、ICEに乗った。デッキと客室はガラスで仕切られていて、客室はさらにコンパートメント部分と普通の座席部分に分かれていた。座席は新幹線よりもかなりゆったりしていて、足元に大きな荷物を置けるくらいのスペースがあった。途中からトンネルが連続して全然景色がわからず、あーあと思っているうちにゲッティンゲンに着いた。フランクフルトを出た時は5分くらい遅れていたが着いた時はほぼ時間どおりだった。駅からはタクシーに乗り、運転手に「そんなに寒くないですね」と言ったら「昨日の方が寒かった」と言っていた。それにしてもドイツは凍えるほど寒いのかと思っていたが日本(名古屋)の方が寒いくらいだ。ゲーテに着いて、簡単な面接があり、どこから来たのか、趣味は何か、終わったらどうするのか、などを聞かれた。面接の終わりに面接官が「あなたはGrundstufe(基礎) 2にクラス分けされているけど、3でもええんちゃう?」と言ってきたので、「ぜひ3に!」と答えた。お金の精算をして、鍵をもらい寮に移動した。寮は学校から10分くらい離れたところにあり、部屋は2階だった。丸刈りの二十歳の中国人がルームメイトで、同じくらいの年齢の女が二人いて、上の階に住んでいると話していた。なまっているせいなのかわからないが言っている事がよくわからないのでたまに英語を使った。そのうちに彼らは買物に行くと言って出かけていった。部屋にいても何もする気がないので、ぶらぶらと街の方へ歩いていった。寮は学校と街の間にあり、意外と街まで近かった。中心部にはデパートがあり、道路は歩行者専用になっていて安全だった。スーパーでイチゴ、ヨーグルト、ジュースを買ったが、袋をくれなくて、仕方なくコートのポケットに入れて持って帰った。途中で雨が降ってきたのでその後は外出せず、寝た。

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最終更新日 2006年12月13日

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