ドイツ滞在記
■ 2月4日 月曜日 「フランクフルト 『アム・マイン』」
登場人物解説
- Kくん:大学の友人。Bonnのゲーテ・インスティトゥート(語学学校)で1か月間ドイツ語を勉強した。
飛行機の中での短い睡眠のあと、隣の席のおっちゃんと仲良くなった。彼は2年働くと9週間休みがもらえるのでマレーシアにきたという、ドイツのニュルンベルクの人だった。最初は英語で話したけれどもそのうちドイツ語で話した。ドイツでは毎日ジャガイモを食べるのかと聞いたら毎日は食べないと答えた。じゃあパンはと聞いたらパンは毎日食べ、街にはBäckerei(パン屋)がたくさんあり、パンの種類も豊富だと教えてくれた。機内食の朝食はオムレツだった。プリンのような容器がよく出てくるが、すべて飲み物だった。飛行機はインドを横断しテヘラン・トルコの上空を通過しあっという間にオーストリアに達した。ドイツに入ったころ、となりのおっちゃんは「ここで飛び降りれば家まですぐやのに!」と言ってたが飛び降りなかった。フランクフルトには予定よりも少し早く着き、パスポートチェックの時、最初何を言われているのかわからなかったが、'Reason?'と聞き返されたので英語で'to learn German'と答えたらなぜか笑われた。おまけにかばんを買ったばかりなのでベルトコンベアの上を1週以上回した。Kがすぐ別の飛行機で到着予定なのでロビーで待ち、無事に会えた。朝の7時半過ぎに電車に乗り中央駅へ移動したが、ようやく外が明るくなるところで驚いた。荷物をロッカーに入れ座って朝食を取ろうとしていくつか店を探したけれども立席のところばかりで仕方なく高い椅子に座って食べた。その後迷いながらマイン川を探し、川沿いを歩いた。大きな船が頻繁に行き来し、向こう岸には大聖堂Domが見えた。街の方へ戻り、いかにもドイツ!という感じの建物をたくさん見て、Hauptwache(ハウプトヴァッヘ)と呼ばれる賑やかなところを歩いた。KがBonnへ行く時間になったので駅へ戻り、エレベーターの周りに座りパンを食って別れた。とりあえずユースホステルの場所を確認するためにSバーンに乗りLokalbahnhof駅へ移動した。駅のすぐ近くに「ユースはここから500メートル」という看板があり、すぐだったので路面電車で街の中心部へ戻った。一日券を持っていたのでフランクフルト近郊も見てみようと思い少し遠くまで行ったらどうやら一日券の範囲を超えたらしく、駅員にこっそり尋ねると超えていると言われた。帰りはもちろんきっぷを買ったけど行きはただ乗り。街をうろうろし疲れたので早めにユースにチェックインした。部屋は8人部屋で、誰かもう来ているようだけれども部屋には誰もいなかった。まだ早いので駅へ行き、ソーセージがパンよりはるかに長いホットドッグを食べ、ビールを飲んで部屋に戻るとオーストリアからきた二人の青年と会ったけど、彼らは二人で一生懸命話をしていて、こちらもビールと時差の関係で眠くなったので早めに寝た。
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最終更新日 2006年12月13日
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