ドイツ滞在記
■ 2月16日 土曜日 「彼女と行こうハンブルク」
登場人物解説
- Yさん:同じ語学学校で勉強している日本人のおじさん
- Oさん:同じく日本人のおにいさん。大学院生。
この2日間はYさんとOさんと一緒にハンブルクへ行った。きっぷはWochenendekarte(週末きっぷ)で、21ユーロでいわゆる「鈍行」に乗り放題で、1枚のきっぷで5人まで一緒に移動できると言うスグレモノ。ゲッティンゲンを朝8時過ぎに出る列車で行った。最初に乗った列車は結構ボロかったが、速くてなかなか快適だった。ハノーファー(Hannover)を経由して、ウエルツェン(Uelzen)という駅で乗り換えた。ハンブルクまで約300キロあったが、乗り換えは1回で、2回目に乗った車両は2階建てだった。ちょうど昼ごろ中央駅に着いて、まず観光案内所でホテルの部屋を予約した。ここで予約すると手数料を取られるが、なんと駅から徒歩5分くらいの3人部屋で75ユーロというホテルの部屋を予約することができた。そこでついでにハンブルクカード(Hamburg-Card)という1日券を買った。インフォメーションのおじさんは「みなさんドイツ語を話せますか?」と聞いた後ドイツ語のパンフレットをくれた。こっちはドイツ語しゃべってんのに、もう!ホテルはMercedesという名前で、その名の通り1階はメルセデスの車を売っていた。昼飯はホテルの近くでお決まりのケバブを食べ、その後迷いながらアルスター湖の遊覧船のりばへ行き、船に乗った。船は湖だけでなく細い水路へも入っていき、湖岸に沿って一周した。船頭さんがいろいろ解説していたが、よくわからず、適当にわかったふりをして聞いていたが、なかなか面白かった。そのあとSt.Pauliというところへ行ったら、ちょうどサッカーの試合がはじまるところで、たくさんのサポーターが集まっていた。スタンドはものすごい人で、仮設っぽいスタンドは揺れていた。あんまり興味がなかったのと(ドイツのサッカーのことを詳しく知らない)、試合が開始したにもかかわらずチケット売り場にたくさんの人が並んでいたので、観るのをやめた。そのあと市立美術館Kunsthalleへ行った。この美術館はとてつもなく広く、全部の作品を見るのは不可能だった。芸術もあまり興味がないしよくわからないが、クロークのお姉さんが美人だった。ちょうど6時くらいだったので、地下鉄で港のほうへ行った。ちょうど太陽が沈むところで、とてもきれいだった。港には海に面しているわけでもないのに巨大な船がたくさん見えた。運河の反対側の劇場ではライオンキングを上演しているらしく、ライオンキングのペイントを施した船が行ったり来たりしていた。ドイツ語でライオンキングはDer König der Löwenと言い、英語をそのままドイツ語に翻訳したのだろう。しばらく男3人で港を眺めた後、中央駅へ戻り、駅の近くのレストランでEisbeinとGrünkohlを食べた。そのレストランでだらだらと飲んで、彼女のいない3人で恋の話もして、いい気分になったところでホテルに戻ってすぐ寝た。
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最終更新日 2006年12月13日
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