ドイツ滞在記
■ 2月17日 日曜日 「お気に入り」
登場人物解説
- Yさん:同じ語学学校で勉強している日本人のおじさん
- Oさん:同じく日本人のおにいさん。大学院生。
- Mさん:同じく日本人の大学卒業間近のお姉さん。広島人。
朝は8時くらいに目覚めた。ホテルの朝食は学校で食べている朝食と似たようなものだったが、たくさん食べた。まず、市庁舎Rathausへ行った。30分ごとに館内見学ツアーがあって、わしらのツアーは英語だった。市庁舎はとても大きく、たくさんの部屋があり、アルスター湖が見える部屋もあった。どうしてこんなに大きくする必要があったのだろう。そのあと、昨日電車の窓から見えた大きな教会をいくつか見た。一緒に行ったYさんやOさんは高い教会を写真にとっていたが、あんまり「観光客」とみられたくないわしは教会の写真を撮らず、道端にあったCentrum(ドイツ語で中心部を意味する語はZentrumだが、北ドイツではZがCになっている)という標識に興味を持ってその写真を撮った。昼食を早めに取り、昼過ぎの列車でハノーファーへ戻った。そこでMさんとUさんというハノーファー在住の人と会って、街をぶらぶら歩いた。ここのRathausも巨大で、感激した。そこらへんの通行人をつかまえてみんなで写真を撮った。そして、戦争で破壊されそのままの状態で残されている教会を見物した。その中には広島から贈られたという鐘があった。さらに別の教会Marktkirche(マルクト教会)をみて、ぶらぶらと街を歩き、Gelbeseiten(日本語で言うイエローページ)という駅前の喫茶店でコーヒーを飲んだ。あまり長い時間過ごしていないが、ハノーファーはハンブルクほど大きくなく、かといって田舎でもなく、気に入った。夕方Uさんと別れをつげ、Mさんを連行して(Mさんは数日間ハノーファーのUさんの家に泊まっていた)ゲッティンゲンへ戻った。Mさんはもうドイツに半年近くいるのでかなりドイツ語が上手で、いつもわしにはドイツ語で話してくれるので結構ためになる。お気に入りの1人。
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最終更新日 2006年12月13日
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