ドイツ滞在記

■ 3月2日 土曜日 / 3月3日 日曜日 「Weimarカフェめぐりの旅」

 この土・日は学校の自由参加のイベントでワイマール(Weimar・ドイツ語読みはヴァイマール)に行った。
土曜日。案内役は学校でいつも積極的に仕事をしているZivi(兵役免除の代わりに社会活動をしている青年)たち。ゲッティンゲンから列車で2時間半くらいでワイマールに着いた。とりあえず駅の近くにあるユースに荷物を置いて、旧市街のほうへ歩いていった。まず「ゲーテの家」に行くということだったが、みんな疲れたと言ってコーヒーを飲んでから行くことにした。こののんびりしたのがドイツ風なのだろうか。ゲーテの家にはゲーテが集めたという多くの絵画や鉱石などが展示されていた。いかにも観光地という感じだった。昼食はイタリア料理店で食べた。わしはスパゲッティーカルボナーラを食べた。一緒に行った人や周りの人を見ているとピザをナイフをフォークで食べてる。変やなぁ、と思ったけどわしの方がみんなと違うみたい。食事の後は1時間ほど自由時間があったので教会、市庁舎、イルム川沿いの公園などをみて回った。4時からはガイドさんが来てくれて一緒に名所を回った。それによると、この街は第2次大戦中に空襲により多くの部分が破壊されたが、ゲーテとシラーの家は幸運にも残ったということである。その後またカフェで時間をつぶし、7時からはオペラ「Die Hochzeit des Figaro」を観た。でも席が一番ステージから遠かったのと、独特の言い回しでほとんど意味がわからなくて途中で寝そうになった。ビールを飲みながら12時までかかって夕食を取った後、別の店で飲みなおして2時過ぎに寝た。

日曜日。8時半くらいまで寝ていた。玄関に9時半に集合といわれていたのに、言った本人が寝坊して結局10時くらいまで待たされた。あまりみんな気にしてない様子。わしはイライラ。ドイツ人は時間を守ると聞いていたけどそうでもないみたい。最初に訪れたのはバウハウスBauhausというところだったが、芸術にはいまいち興味がないので少し退屈だった。またまたカフェに行って、その後バスでブーヘンヴァルトBuchenwaldというかつて強制収容所があったところに行った。そこはワイマールの街からかなり離れた山の中にあり、気温も少し低く感じられ、人目のつかないところに造られたことが伺われる。案内人が解説してくれたが、早口で大量にしゃべるので途中で理解不能になった。戦後壊されたのかほとんど建物は残っていないが、ぽつんぽつんと残る建物が余計に寂しかった。街に戻り4時ごろに昼食をとり、列車に乗って帰った。車内ではみんな寝ていた。

まとめ。一人旅では考えないようなイベントに参加できたのでよかった。でも無駄な時間がぽつぽつあった。もしくはドイツ人風の旅行にはカフェは外せないのかな、とも思う。

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最終更新日 2006年12月13日

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