独仏クリスマス旅行記

■ 12月23日 火曜日 「さすがフランス」

Versailles
 今日は特に急ぐ用事もなく、7時半過ぎに起きて、のんびりベルサイユに向かった。ちょっと遠回りして、メトロの車内からエッフェル塔を眺めてみたが、やはり天気がイマイチでてっぺんまで見えなかった。ここからRERに乗ってベルサイユへ。駅から少し歩くと正面に宮殿が!何と表現したらいいのかわからないが、とにかく壮大で立派だ。当時のフランスでもっとも豪華な宮殿を作らせた結果だそうだが、その通りこのようなものは見たことない。建物の中に入るとまたまたびっくり!天井、柱や梁(ハリ、ってこんな漢字だっけ?)の装飾。写真を撮って見るよりも実際に自分の目で見ることをおすすめする。王妃の寝室なんて、これでよく寝れるなぁと思うほどきらびやか。時間をかけて見物し、外に出ると雨が降っていて寒い。ぐるりと建物を外から見てパリにもどった。

Paris
 かなり空腹だったのでとりあえずマクドナルドに入って腹を落ち着かせてから街歩き。セーヌ川南側のサンジェルマン地区の店や、レ・アルの周辺のクリスマスマーケットなどなど。初めてフランスでクレープを食べたが、チーズのクレープを頼んだらすでに焼いてあるクレープを鉄板の上にのせて加熱。そのあと糸のような細いチーズをぱらぱらと降りかけて、ぱたぱたと折ると出来上がり。たたむ直前までチーズは溶けてなかったのにいざ食べようとしたらトローっと溶けていて感激した(チーズがすぐ溶けてしまわないように先に生地を作っていたのだろうか?それともただの時間短縮?普段食べないのでそのあたりは不明?)。
 さらに歩いてセーヌ川沿いを歩く。石造りの立派な建物が並ぶ川沿いを見ているだけで大感激。ただただ歩いて見物。そして今度はメトロで「新・凱旋門」があるところに移動した。このラ・デファンス地区は副都心で、オフィスビルのほかショッピングセンターも新しく作られているようである。ここにもクリスマスマーケットがあり、今度はワッフルを食べた。粉砂糖がふってあるだけのシンプルなワッフルを注文したかったが、砂糖を意味するsucreのアクセントと母音の長短が不明で適当に発音してみたら通じなかった。種類少ないからだいだいわかるやろ〜!と思いつつ何度か言い直してみると通じた。いやはや。ショッピングセンターにも入ったがクリスマスセールをやっているのでものすごい人だ。エスカレーターは危険。
 すっかり暗くなり、やはりトリはシャンゼリゼ通り。ライトアップされた凱旋門と木がイルミネーションで装飾された通りはもう拍手したくなるほどだ。通り沿いのパン屋で、例によってたどたどしいフランス語でホットサンドを買った。歩きながら食べようと思って買ったのだが、商品をもらって店を出るときにMerci, Au revoir!と言ったら店員さんがAu revoir, Monsieur, a bientôt!(ありがとう、またどうぞ、みたいな意味だと思う)と元気に返してくれたので、会話が成立している気になってうれしくなり、大満足。
 そのまま幸せな気分でユースに戻った。明日はついに帰国だと思いながら荷物の整理をしていたら、せっかくここまで大事に持って帰ってきていたドイツ・ゲッティンゲンで買ったグラスをベッドの角にぶつけて割ってしまった。ショック!まあ、いろいろ思い出はあるから、これも思い出のひとつにするか…。

☆こづかい帳
場所
内容
金額(ユーロ)
メモ
パリきっぷ5,00パリ⇔ベルサイユ往復
ベルサイユ宮殿入場料7,50
パリマクド5,40
パリクレープ3,50
ラ・デファンストイレ0,50
ラ・デファンスワッフル2,00
パリホットサンド4,00
パリ水・お菓子2,07夕食?


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最終更新日 2006年12月13日

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