独仏クリスマス旅行記

■ 12月20日 土曜日 「フランス第一歩」

今日の移動ルート
Mannheim
 今日はフランスのストラスブールに行く予定だが、あまり早く着いても困るので、まずマンハイムの街を歩いてから出発することにした。土曜日の朝とあって人影はまばらで静かだ。マンハイムの市街はドイツでは珍しくきれいな碁盤の目になっていて、たて横がそろっている。ショーウィンドーを見て歩くとクリスマスのお菓子がおいしそうで目にとまる。マルクトまで来ると市がたっていて、野菜・果物などが売られていた。リンゴを見ていたらジョナゴールドとかピンクレディーとかがあった。さらに歩くとネッカー川にぶつかった。川沿いにはHafengebietと書かれていて港がある。海からかなり離れているところでHafen(港)といわれると結構不思議だ。水運が活躍しているドイツならでは。

Strasbourg
 マンハイムの駅へ戻り、列車を何本か乗り継いで国境のKehlまで来た。列車はドイツからストラスブールまで直通なので乗換は不要だが、なんかわくわくどきどきした。地雷を踏まずに越えられるか…みたいな感じ(?)。でも列車は何事もないように川幅が広いライン川を渡りフランスに入った。パスポートチェックどころか検札すらなかった。
 ストラスブール駅に着き、列車から降りるとフランスに来た実感が湧いてきた。看板はもちろんみなフランス語。なんとなく人々もドイツ人とは違う雰囲気だ。街歩きをしようと思ったが、シマッタ、ガイドブックをマンハイムのユースに忘れてきてしまった。駅の中に観光案内所があったので地図をもらって観光スタート。人の波に流されるように行くとまずプチ・フランス(Petit France)に着いた。フランスなのにドイツ風の木組みの家が並び、さらに川が流れているという独特な風景だ。たどたどしいフランス語でホットワインを頼み、川を見ていると、ゆっくり船がやってきて、パナマ運河のように水面を上下させて通過していった。しばらくその近辺を散策し、街の中心部に移動した。ここはかなり人が多く、ドイツと同様、広場に多くの屋台が出ていろいろなものが売られている。これまで見た中ではツリーを売っている店が多いように感じた。ほかに珍しいものといえばバゲットを縦に半分にして焼いたピザや、ホットオレンジジュース、チュロスなどで、いろいろ見たあとトッピングが多いピザを食べた。さらに人の波に流されつつ歩くと大聖堂に着いた。インパクトとしてはケルンの大聖堂に匹敵するほど大きく感じられた。立派な外壁、ものすごい人、クリスマスソングを演奏しているおじさんたち…とても平和で楽しい。と思っていたら、腹が痛くなってきた。これはマイッタと思いつつ、近くのショッピングセンターに入ったら、トイレは1か所、しかも男女兼用でみんな並んでいる。駅に戻って駅のトイレを使った。そうしたらなんか街の中心部に戻るのが億劫になり、駅周辺を歩いて、またまたたどたどしいフランス語でドイツへのきっぷを買ってドイツ・マンハイムに戻った。また来る価値がありそうなほどいいところだった。おすすめ。

Mannheim2
 マンハイムではポテト屋(?)でフライドポテトを買って歩きながら食べた。食べ歩いている人が結構いたので買ってみたのだが、大きさが3サイズあるうちの中にしようと思ったのだが、前の人が小を頼んでいたのを見て、それくらいで十分だと思って小にした。一番大きいサイズはどれくらいなのだろう?何人かで食べるのにはいいと思うけど。そして例によってクリスマスマーケットでワインを飲んだあと、頼まれていたクリスマスグッズのおみやげの候補を探すために小さな店に入ったら買うとも何とも言ってないのにかごを渡され「どうぞ」みたいな感じになったので、ついついそこで買ってしまった。
 なんかドイツを去る日が近づいてきて、今回の旅を懐かしむモードになってます。まだあと約2日いるんですけどね。

☆こづかい帳
場所
内容
金額(ユーロ)
メモ
マンハイムトラム1日券5,00夜も使いました
カールスルーエベルリーナー、ブレーツェル1,35乗換の合間にパンを買いました
オフェンブルクきっぷ(独仏国境〜ストラスブール)2,00ジャーマンレールパスでは乗れないので
ストラスブールホットワイン2,00ドイツと違って紙コップ入り
ストラスブールピザ・バゲット3,50
ストラスブール駅のトイレ0,50
ストラスブールきっぷ(ストラスブール〜独仏国境)3,00特急用のためか行きより高い…
マンハイムフライドポテト1,70ジュニアサイズ
マンハイムグリューワイン2,00デポジット1ユーロ
マンハイムクリスマスみやげ11,25
マンハイムケバブ3,50ドイツ名物??


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最終更新日 2006年12月13日

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