ゲーテ・インスティトゥート

ドイツ滞在中はゲーテ・インスティトゥート(Goethe Institut)という語学学校で勉強しました。特に宣伝するつもりはありませんが、多くの人が行くと思うので、私の体験をもとにまとめてみました。ドイツ滞在記も参考にして下さい。
(注:私が訪問したときから時間が経っていますので、現在では変わっていることもあります)

■ FAQ
よく聞かれる質問を集めてみました。

Q:どうしてゲーテに行くことにしたのですか?
A:他にどんな語学学校があるのかよく知らなかったし、別に悪い評判も聞いたことがなかったからです。

Q:学校のいい点・よくない点を教えて下さい。
A:外国人のための学校というのがいい点でもありよくない点でもあります。外国人が集まっているので、いろんな国について知ることができたり、外国人の友達ができたりします。しかし、外国人同士でドイツ語を話していても、はたしてうまくなるのか?という疑問がわいてきます。なんとかして地元の人とコンタクトをとるようにしましょう。ゲッティンゲンではタンデムという地元の人とふれあう機会がありました。また、ほかにもゲーテ主催のイベントもあり、初めて行く人も安心して過ごせることはいい点として挙げられるでしょう。

Q:どうしてゲッティンゲンにしたのですか?
A:ゲッティンゲンはいい、といううわさを耳にしたからです。また、どこがいいのかわからなくて、南は日本人が多いとは聞いていたので、第一希望ゲッティンゲン、第二希望ブレーメン、第三希望なしで提出して、第一希望で受講できました。

Q:ゲッティンゲンに訛りはありますか?
A:マニアックな質問しますね。ゲッティンゲンの北約100キロのところに位置しているハノーファー(Hannover)がいちばん標準語に近いといわれています。先生によるとゲッティンゲンの言葉はKirche(教会の意味)という単語の発音だけが標準語と違って、あとは標準語と同じだそうです。ドイツ南部ではいわゆる標準ドイツ語とは異なる語彙や表現があり、現地の人同士が話しているのを聞くとチンプンカンプンだという話も聞いたことがありますが、慣れれば…。

Q:日本人は多いですか?
A:私は2月・3月に行ったのでクラスには日本人が1人しかいませんでした。他のクラスも日本人が3人以上というクラスはありませんでした。中国人が多かったです。冬休みより夏休み、また北ドイツより南ドイツのほうが日本人には人気があります。

Q:都会と田舎とどちらがいいですか?
A:ゲッティンゲン!都会ほどガヤガヤしていませんが、田舎よりは店が多く不自由しません。一般的には初めて行くなら田舎のほうがいいといわれています。しかし、あまりにも田舎だと逆に退屈してしまうかもしれません。

Q:費用は全部(2か月)でどれくらいかかりましたか?
A:飛行機代10万、語学学校(授業料・寮費・朝食代)30万、小遣い5万くらい、計45万くらい。

Q:夏休みと春休みのどちらがいいですか?
A:勉強するなら春休みの方が人数が多くなくていいと思います。ただ、ドイツの冬は曇りか雨かみぞれか雪の日ばかりで、あまり観光には向かないでしょう。3月になるとようやく春らしくなります。その点夏休みは昼間が長く、それほど暑くもないので気候はいいでしょう。これと関連して、航空券の値段も春休みのほうが安めです。また、混む8月を避けて9月に行くという手もあります。

Q:1か月と2か月、どちらがいいですか?
A:お金と時間があれば2か月のほうが絶対いいです。私は1か月半くらいたった頃からなんとなくわかるようになりました。1か月だと慣れてきたかな、と思う頃に帰らなければなりません。

Q:いつごろ申し込めばいいですか?
A:授業開始のせめて2か月前ごろには申し込みたいですね。夏休みの場合、6月ですでに満員の受講地もあります。直前に申し込むとパスポートやら航空券やらの手配もあり忙しいです。

Q:ドイツに行くにはルフトハンザしかないですか?
A:ほかにもあります。詳しくはこちら。単純往復だけならルフトハンザのゲーテエキスプレスを使わずに他の航空会社の格安航空券で行ったほうが安い場合もあります。

Q:ちなみに、いきなりドイツ語が話せましたか?
A:日記を読んでもらうと分かりますが、無理です。また、ドイツ語がよくわからないと英語で話しかけてきますので、最低どちらかはできるようにしておきましょう。


■ 申し込み方法
繰り返しになりますが、申し込みは早めに!

申込書の準備
毎年「Deutsch lernen in Deutschland」というドイツ国内講座の案内小冊子が発行されています。それに申込書がついているので、まずはこの一式を取り寄せましょう。日本語版もあります。東京・京都・大阪にあるドイツ文化センターに電話をして送ってもらいましょう。

申込書に記入
日本語版を取り寄せると日本語の解説もついていますので困ることはないでしょう。1月や2月からのコースに参加予定で、その年の申込書がまだ発行されていない場合には、前年版の申込書でも申し込めます。

申込書を送る
ドイツ文化センターに申込書を送ります。そうするとドイツのゲーテに転送してくれます。しばらくすると、ドイツ文化センターから受講確認書が送られてきます。

授業料を支払う
銀行または郵便局から海外送金の扱いで支払います。クレジットカード払いはできません。手数料がかなりかかります。振込先は受講確認書と一緒に送られてきます。

送金確認、申し込み完了
送金確認の手紙が届けば、手続きは完了です。飛行機の便を確保して、授業開始に遅れないように行きましょう。


■ リンク集
Goethe Institut:www.goethe.de
東京ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm
大阪ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/osa/jaindex.htm

最終更新日 2011年9月15日

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