ドイツ滞在記

■ 3月24日 日曜日 「あっちへ行ったりこっちへ来たり」

登場人物解説 今日は10時からの日曜礼拝に参加予定なのに、旅行の予定も組んだ。というのも、日本でジャーマンレイルパスを買って来たのだが、どうしても1日分余りそうだったからだ。朝7時ごろ駅に着いて、窓口でパスをバリデートしてもらった。使う日の日付とサインは自分でした。まずインターレギオでカッセルに行った。最近は毎週のように旅行しているが、急行に乗るのは初めてだ。車内はコンパートメント式のところとテーブル付きの座席車からなっていた。残念なことに速いのだがトンネルの連続で景色を楽しむことはできなかった。今日の昼間にカッセルでおもちゃのメッセがあると聞いたので、どこにあるのかを知るためにとりあえず着てみた。案内所でどうやって行けばいいのか聞くと何度聞いても早口で聞き取れないので紙に書いてくれと頼むとプリントアウトしてくれた。文字を見ると全然難しくないのだが、初めて聞く地名は聞き取れない。鈍行でゲッティンゲンに戻り、教会に行ってたくさんの友人と出会った。今日はいつも通りの普通の礼拝だった。Jさんと少し話をしていたが、彼は親切なことにゲーテ・インスティテュートの授業が終わってからドイツを離れるまでの間は家に荷物を置いておいていいよ、そうすれば軽い荷物で旅行できるだろ、と言ってくれた。かなりありがたい。仲のいいAくんとも今度Mensaで会う約束をして、教会を離れた。再びカッセルに行き、路面電車とバスを乗り継いでメッセホールに行った。おもちゃのメッセと言ってもお目当ては鉄道模型で、ドイツではポピュラーな趣味だそうなので、どんな感じか見に行きたかった。小さい体育館のようなところにたくさんの模型、プラモデル、おもちゃが集められていた。メッセというよりも中古品即売会みたいな感じだった。何か記念に買おうかと思ったが、特に欲しいものがなかったので見るだけ見て帰った。まだ時間がそれほど遅くなかったので、前回カッセルに来たとき(2月23日)同様またもやマールブルク(Marburg)に行った。何があるのかと聞かれてもうまく答えられないが、「Marburg an der Lahn」という地名の響きや街並が気に入った。山の頂上にある城に登ってみると、街が一望できた。最初ラーン川という川は小さな川かと思っていたが、ここに上って見るとなるほど、ラーン川沿いにあるマールブルクといえるほど存在感のある川だ。のんびり眺めているとだんだん夕暮れが近くなってきたのでゲッティンゲンに戻った。途中なんとなく別の列車に乗り継いだらその列車が20分も遅れた。

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最終更新日 2006年12月13日

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