ドイツ語の検定試験
ある程度ドイツ語ができるようになると検定試験も受けてみたくなりますよね。ここでは代表的なものを挙げてみました。
■ ドイツ語技能検定試験(独検、Diplom Deutsch in Japan)
日本で受けるのに便利なドイツ語の検定としてやはりドッケンが挙げられるでしょう。1級〜5級(準1級もあります)の6段階に分かれています。テストの形式はリスニングのある筆記試験(マークシート方式)で、1級・準1級には2次試験として面接試験もあります。
試験は6月と11月の年2回実施されており、6月は2級〜5級のみです。受験要項は「独検」のポスターが張ってある書店や大学生協で入手できるほか、事務局に直接請求することもできます。
詳細は 独検online:www.dokken.or.jp
■ ゲーテ・インスティトゥートの試験
こちらはドイツのゲーテ・インスティトゥート(Goethe Institut)が実施している試験です。ドッケンと違い、この試験に合格しているということはドイツでも通用するので、こちらも受けてみる価値はあると思います。ドイツのゲーテで勉強する機会があるのなら、コースの終わりくらいに試験があると思うので、自分に合うと思えば受験してみてはいかがでしょうか。合格すれば証明書をいただけます。
注意!:私が受験したときからはかなり試験方法が変わっています。ここではだいたいのレベルの目安を紹介します。
スタート・ドイツ語1(Start Deutsch 1, SD1)
レベル:自己紹介をしたり質問に答えることができ、短い内容や簡単なことであれば言ったり理解したり書いたりすることができる。
スタート・ドイツ語2(Start Deutsch 2, SD2)
レベル:日常会話において重要な情報を理解し、平易な表現を使って自分自身や周囲のことについて表現できる。身近なテーマについて質問したり、質問に答えたりすることができる。
ドイツ語B1検定試験(B1, 旧ZD)
レベル:標準的なドイツ語が用いられた際に要点を理解し、その言語使用地域を訪問した際にたいていの場合対応できる。興味のある分野等で簡単に会話ができる。経験、出来事、要望などについて報告や提案ができる。
ドイツ語B2検定試験(B2)
レベル:複雑な文章を理解し自分の専門領域について述べることができる。母語話者と支障なく日常会話ができる。幅広いテーマについて表現でき、質問にも答えることができる。
ドイツ語C1検定試験(C1, 旧ZMP)
レベル:多様なテーマにおいて流暢に表現でき、職業上や学問の分野において自由に用いることができる。複雑な構造の文章も表現することができる。自分の意見を自然に述べることができる。
ドイツに留学するならこれを取得できるくらいのレベルが望ましいです。
ドイツ語C2検定試験(C2, 旧ZOP)
レベル:難なく読んだり書いたり聞いたりすることができ、さまざまな分野の情報をまとめ要約することができる。流暢かつ正確に表現することができ、意味のニュアンスも表現することができる。
職業ドイツ語検定試験(BULATS Deutsch-Test für den Beruf)
ビジネスで使われるドイツ語の能力を試すための試験です。B2レベルの日常会話プラス職業ドイツ語ができることが必要になります。ドイツの企業に就職したいと考えている人におすすめです。
試験日・受験料などの詳細はこちら:
ゲーテ・インスティトゥート www.goethe.de
東京ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/tok/lrn/prf/jaindex.htm
大阪ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/osa/lrn/prf/jaindex.htm
最終更新日 2016年4月4日
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